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お太鼓作りで仮紐使用する派?使用しない派?

着物の着付けって、いろんな流派があって興味深いですよね。

今日もよろしくお願いいたします

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私が親先生から教えて頂いた素敵なこと。

(在籍している)着付け学院の方法だけで満足してはいけない。世に出ている着付け小物を(全て)使いこなせる着付師になること。ひとつの方法しか知らない着付師は求められない。

言葉は違いますが、井の中の蛙・・・になってはよろしくないということを教えて頂きました。

お世話になっている着付け学院には独自の着付け小物があります。便利小物ですので自装で使用しているものもあります。
便利だからといって、ご依頼頂いた方にそれらの着付け小物を販売するわけにはまいりませんね。またその着付け小物でないと着付けられないというのでも困ります。

むか~し、まだ学院に通っていたころ(生徒だった頃)いとこの結婚式があり、叔母たちに留袖を着つけました。その時4名分学院の着付け小物を全て揃えた私です。笑ってください♪


世の中にはいろんな便利小物がありますので、それらすべてを使いこなせる着付師さんでないと、ご依頼くださったお客様にご迷惑がかかります。

「あの~、この着付け小物は使ったことがないのでわかりません」とは言えないですもの。

ですからありとあらゆる着付け小物を使いこなせるよう、お稽古の時には学院の着付け小物以外のものを学ばせてくださいました。

様々な便利小物を普通に使うだけでは誰でも出来ますので、その便利小物だからこその使い方、使いこなしが出来ないとよろしくないですよね。良い点が活かされないことになりますものね。

そういう意味でもとても素敵なお稽古時間を過ごさせて頂きました。


お太鼓結びに欠かせない仮紐!?


実践講座にはいろんな着付学院で学ばれた方がいらっしゃいますので、その学院オリジナルの方法もあれば、どの学院もほぼ同じ方法ね♪ということもあります。違う方法を初めて見る方は驚きの表情になります。それもまた良いお勉強になります♪

お太鼓結びでは、仮紐を使ってお太鼓の形を作り手先を通し帯締めを~という流れもありますし、仮紐は使わず手先でお太鼓の下線を決め帯締めに入るという方法もあります。

どちらの方法でも良いのですから、自分が行っている方法のみが正しいと思い込むのは視野が狭くなってしまいます。

それぞれにその方法が良い場合と反対の方法が良い場合がありますので、臨機応変に使い分けられると良いですよね。それぞれの利点があるのですから研究してみるとその判断基準が分かります♪

お太鼓を作る時から仕上げまでの時間では、どちらが早くできるでしょう?
お太鼓の形はどちらの方法が美しく仕上がるでしょう?
整えやすいのはどちらでしょう?

いろいろとお試しになってみてくださいね。

ちょうど卒業シーズンでお太鼓を作ること多いと思いますので(^_-)-☆
月があければ入学式のお着付けも待っていますしね。
頑張りましょう♪


着物初心者さんに人気の仮紐


今朝ね、偶然見つけた仮紐なのですが、ご存じですか?

芯入りの仮紐




先程のお太鼓を作る2つの方法、手先でお太鼓の下線を決めて作るとお太鼓の下線がしっかりします。一般的な仮紐の場合やわらかいのでお太鼓の下線を綺麗に決めにくいということが言えるのですが、この芯入り仮紐はそのお悩みを見事に解決されたお紐ということですね。

主に着付け初心者さん向けとなりますので、着物を着られるようになり美しさにこだわり始めたころの方でお太鼓の下線を綺麗に決めにくくてご苦労されている場合には試してみる価値ありそうですね。

お色が綺麗なのはやる気にさせてくれますしテンションあがりますね♪

着付師さんはこのような便利小物に頼る必要はないでしょうから練習あるのみです(笑)


カラフルな仮紐


お太鼓は綺麗に作れるけれど、仕上がり後に仮紐を抜く時に滑りが悪くて・・・という方にはこちらはいかがでしょうか?



柄入りですので、こちらもやる気にさせてくれそうですよ(^_-)-☆
お太鼓を作る時、仮のお紐でお太鼓の形を作り手先を通して・・・という流れの方で、そのお紐にモスリンを使われている方はお紐を抜く時ちょっと抜きにくく大変だと思います。帯をすることにもなりますしね。スル~~~っと抜ける方が帯を傷めませんので仮紐には滑るタイプがベストです。

着付師さんにも良いかもしれませんが、やはり着付師さんには白が無難でしょうね。柄入りはステキですが、先程の仮紐はカジュアルっぽくなりますので礼装のお着付けにはちょっと不向きかな・・・と思います。

着付師の考え方にもよると思いますが、留袖着付けや弔事のお着付けを頂く方にはやはり白が一番ですよね。


仮紐は締まり具合が重要


仮紐は仮に形を作るだけですから、あまり重要と思われないお紐になると思います。

しかし!

とても重要なお紐であります

私は生徒さんに「腰紐の次にギュウギュウニ締めるお紐」とお伝えしています。

仮に形を作るだけではありますが、作業しているうちに紐が緩んでお太鼓の形が変わってしまうこともあります。そうしますと美しいお太鼓に仕上げられませんね。
お紐が緩んだり下がったりしない様、お太鼓の形が変わらない様にしっかりと締められるものでないといけません。

モスリンはその点、しっかりと締まりますよね。
でも抜く時に滑らないので、仮紐にはオススメのお紐ではありません。

お紐はモスリンのみお持ちという方は、手持ちのモスリンの中でも上質ではないモスリンが仮紐には向いています。紐の幅はあまり広くないもの、薄手のもの。

お針仕事がお好きな方でしたら、ポリエステル生地であまり厚みのないもの&滑りが良い生地で作れますのでいかがですか?お楽しみくださいませ~♪

白の仮紐をお探しの方には、このようなお紐はいかがでしょう?
着付師さんにはお試し購入に良いかもしれません。



以前、男性用のポリエステルのお紐をご紹介しましたが、あのような感じかもしれませんね。お写真からでは同じようなタイプかしら?と思います。

あのお紐はお値段以上の働きをしてくれる良いお紐でしたよね。
ご購入された方よりとっても良かったと言って頂けて喜んでおります♪

こちらは私は購入していませんので断言はできませんが、ポリですので滑りは良いでしょうし、薄い感じですので着付師にとってはお太鼓を作りやすいと思います。
着付師さんでしたら、芯入り仮紐のようにお太鼓を作るところに芯が入っていなくても平気ですものね(^_-)-☆

このお紐100円しないのですが、仮紐に使うには長すぎますので、仮紐にちょうど良い長さ(後ろから前に渡し結べる長さ)に切った方が使いやすいですね。

着付け用仮紐は厚みがないのもポイントです♪

気になる方はチェックしてみてくださいませ。


仮紐を使う派?使わない派?


お太鼓を作る時、腰の補整や帯の余りによって、作業のしやすさが変わってきます。もちろんお客様の体型も加わりますので、これらがすべてピッタリ合った時にはいつも行っているご自分が得意とする方法(仮紐を使う方法、使わない方法)が決めやすいですが、いつもの方法では決めにくいという時には、もしかするといつも行っていない方法の方が綺麗に整えられるかもしれません。

既に自分流になっている方法ばかりではなく、違う方法でもぜひ行ってみてくださいませ。何かの気付きがあり、着付け技術の幅を広げられるかもしれません。

技術も知識も幅広く知っている方が良いですものね。
親先生の言葉を思い出し、いろんな方法をこれからも吸収していきたいと思います。

それでは、午後のお教室へ着物で自転車スタイルで行って参ります♪


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カテゴリ: 着付け技術