2016年成人式の振袖着付けの感想など(3)クレームについて

今回も続きです♪

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今日もお困りの方がいらしてくださった内容についていろいろと書いてみたいと思います。

  • 成人式

  • クレーム

  • 着付け

  • 帯び結び

  • 下手くそ

  • 着付けがぐちゃぐちゃ

  • 下手

  • 着崩れ

  • 成人式で帯が崩れた時の対処

  • 美容室着付け下手くそ

  • 振り袖

  • 襟 抜きすぎ

  • しぼり帯揚げのしわ

  • 帯揚げ アイロン

  • 振袖帯が外れる理由


着付けが下手、グチャグチャ、崩れた成人式の振り袖姿


ん・・・。
成人式後には悲しくなってしまうほどの言葉で情報を収集されている方が多くいらっしゃいます。

お嬢様ご自身、またはご家族の方が「成人式当日の着付けがあまりにも酷すぎてこれってありなの?クレームとして言っても良いの?」とお心がモヤモヤされた中ネットで調べてみましょう!となられたのだと思います。

一番多いのが「クレーム」で調べていらっしゃる方ですね。
美容院へクレームを!呉服店へクレームを!という心境でしょうか・・・。

成人式当日の着崩れで当日もモヤモヤでしたでしょうし、成人式後にお写真を見ると着物に詳しい方からいろんな情報を頂いたりすると「下手な着付けだったのでは?」と思うようになりより多くの情報を収集し着付けが上手ではなかったのだと知ると美容院へ電話してみようかと思い始めるのではないでしょうか。


着崩れではありませんが動けは多少変化は起こるものです


着付け上がりの綺麗な状態が一日続くことが理想ですが、成人式会場などの混雑した中では人とぶつかったりもしますので着付終了時と全く同じ状態で一日過ごせることはまず難しいと思います。
動きによっておはしょりが捲れ上がってしまったり、座り方によってはヒップ周りの着物地が少したるんだようになってしまったりというのは止むを得ない部分であったりもします。

着物を着た時の立居振舞いまでを丁寧に成人式当日お伝えしたとしてもすべてを意識しながら動くことは難しいですよね。椅子から立つときにはおはしょりを確認する為に手でさ~っと撫でることくらいは出来そうですので、振袖のお着付け時にご質問を頂く場合などにはどのようにしたら良いのかをお伝えしますが全ての方にはしていません。意識している方は出来ますが意識していない方にお伝えしても動きに制限されることで楽しくお過ごしになれなくなってしまいますしね。

ですからおはしょりの捲れ上がりなど多少のことは着崩れではありませんので何も問題の無いことです。
着物初心者さんの頃はおおむねこのような経験はされていると思います。
おはしょりなどは一緒にいるお仲間がササッと手を差し伸べてくれたりね(^_-)-☆
有難いお仲間です♥


振袖(着物)の着崩れと判断できる個所


着物に詳しくない方ですと、着崩れなのか着物はこのようなものなのかの判断が難しいですよね。どのような状態が着崩れなのかを書いてみたいと思います。

振袖(着物)の着崩れ●衿元



  • 半衿が見えない

  • 重ね衿が半衿のよう

  • 衿がふんわり

  • 重ね衿が出てくる

  • 鎖骨が見える(花魁着付けは例外)


半衿が見えなくなってしまったり、重ね衿の幅が広くなってしまったりというのは、着付け直後にそのようになっていたのであれば着付師さんはそのような着付けをされたのですから、その着付師さんの着付けレベルが低かったわけで着崩れではなく着付けがよろしくなかったことになります。

着付け直後は綺麗な衿元でしたのに、途中から半衿が隠れてしまったり重ね衿が出過ぎてしまったり・・・ということであれば着崩れになります。

首回りが広く開き過ぎるのは振袖の着付けにはふさわしくありませんし、衣紋を大きく抜き過ぎるのも振袖にはふさわしくありません。花魁着付けの場合にはこの限りではありません。


振袖(着物)の着崩れ●帯揚げ・帯締め


着付け上がりの帯揚げや帯締めは綺麗だったのに数時間後には帯揚げが落ちてくるのは完全に着崩れです。動くことによりどのようになるのかまで計算して着付けられた場合には多少何かが当たったくらいで落ちてくるようなことはありません。落ちない方法を知っていますので崩れさせない着付けをします。
見映えが良くて崩れやすい仕上げは前撮り用とする、または崩れない方法を用いて仕上げます。

ただその部分に何かが当たって力が加わったりした場合には多少の歪みは生じます。これはお洋服の時でも起こり得ることですので仕方がないことではありますが、少し触ったくらいで崩れてしまうのは着付けに問題ありだったのかもしれません。


振袖(着物)の着崩れ●帯が下がる(前)


帯の位置が下がってしまうのは、胴に巻く帯が緩かったからということは想像がつくと思います。これは着崩れになりますね。最近では帯をものすごく高い位置で結ばれる着付師さんもいらっしゃいますので、その場合に胴に巻く帯が緩かった場合には悲しい結果になってしまいますね。

帯は収まりの良いところへ下がります。
帯揚げ、帯枕や三重紐、隠し紐などの位置は下がりませんので、取り残されてしまいます。
すると帯揚げの下には着物地が見えて、そのすぐ下に帯・・・というなんとも変な隙間のできた前姿になってしまいます。

着物に詳しい方でしたら、帯が下がってしまったら仕方がないと帯枕の紐や帯揚げなどの位置を下げることも出来ますが、初めて着物(振袖)をお召しになる方はそのようなことは全く分かりませんのでそのままとなります(涙)

下がった帯を上げるのはとても大変ですし、あげても元々緩い帯ですので動くことでまた下がってきます。この場合には取り残されたものを下げるしか方法はありません。


振袖(着物)の着崩れ●帯が下がる(後ろ)


振袖の帯結びでは帯を高めに結びますね。一般的なお太鼓結びの位置くらい下がっているのは振袖にはふさわしくありませんね。着付け上がりで帯の位置が下の方であったならば、着付師さんのセンス云々の問題となります。着付け上がりでは高い位置でしたのに、後から下がってきたのであればやはり胴に巻いた帯のゆるみで帯結び全体が下がってしまったということになります。これは着崩れになります。

着付師さんで帯の締め方にご不安のある方は、帯の締まるをよくする為の方法を研究してみてください。方法はあります。腱鞘炎になるほどのもの凄い力は全く必要としない軽い力で瞬時にギュ~ッと締める方法を知っていれば楽に進められるようになります。

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【着付師■帯結び(1-1)帯の巻き方・結び方・台座の固定方法(動画解説)】

背から離れてしまったりするのは着崩れです。
背から離れさせない技術で帯結びをすればそのようなことは起こりません。


振袖(着物)の着崩れ●裾線が下がる


着崩れの範囲が微妙なのは、着上がりの裾線はちょうど良く、お腹まわりが一日そのままでしたらベストなのですが、慣れない着物で食欲が出ずに夜までなにもお召し上がりになれなかった場合などは腰紐が多少緩んだ感じになりますね。お腹が空いてお腹がペシャンコになるため緩む感じです。
そうなりますと裾線は下がりやすくなりますのでこのような時に裾を踏んでしまったりしますと裾線は下がりますね。

このような場合ではなく、だんだんと裾線が下がってくる場合にはやはり着崩れになります。腰紐のかけ方が甘かったのですね。きつくかけているつもりでも、実はポイントが抑えられていないため、お客様は苦しさを体で感じてはいるのに崩れてしまうパターンです。

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【着付師【1】腰紐のかけ方:苦しくない!緩ませない方法を解説】


帯揚げのシワ


シンプルな仕上がりは相変わらず根強い人気ですが、可愛らしい仕上がりを楽しみにされている方も多いですね。
着付け直後はその仕上がりにとびきりの笑顔になりますお客様。お着物の手入れをされるとき、着物や帯、帯揚げなどのシワについて少し気持ちがシュンとされる場合もありますね。

帯揚げは絞り以外で金糸や螺鈿など何か施されていないものの場合には絹の設定温度でアイロンをかけることが出来ますのでシルクのブラウスやストールのように取り扱えます。

絞りに関しては、手を加えることはできませんので自然にも戻るのを待つのみです。
絞り部分を綿球で包んだりした場合、シボが伸びきってしまうこともあります。

過去に実験した時の写真です。数日放置した帯揚げですので普通よりひどくなています。

帯揚げのシワ

このようになってはお気の毒ですので、絞り部分を使う場合には必ずお客様に確認する必要があります。了承頂ける場合にはこの部分を使用、不安が残るようであれば絞り部分は使用しない方が良いですね。確認されずに絞り部分を使われて戻らない場合にはクレームになりますね。


クレームは感情的にならずに伝え、大人の対応をして頂く


振袖(着物)の着付け上がりにはお客様に気になる個所はないかを確認して頂いています。OKを頂き完了としています。このOKを頂いた状態を基準とし、お着物からお洋服にお着替えになるまでに変化があれば着崩れとなります。

もし、着上がりにお客様に確認をせず、あとからこの帯結びでは嫌だった・・・と言われた場合、着付師の責任にもなってしまいます。確認をさせて頂いていれば「この帯結びは変!」「気に入らない!」などとクレームになることはありません。

確認していなかった場合、帯結びの崩れ以外にもクレームになってしまうかもしれません。あまりにもセンスの無い創作帯結びだったら文句を言ってみたくなる心境は理解できますので(汗)

成人式当日の着付けがあまりにも酷かった場合にはクレームとしてお伝えすべきだと思います。ただ感情的に伝えるのはよろしくないと思いますので、伝えるための資料として着付け直後の写真と数時間経過後の写真を見て頂き、着崩れなのか自然となる範囲なのかを判断して頂くといいですね。

着物にあまりお詳しくないのであれば、冷静にお話しをしてくださる着付に詳しい方に一緒に行って頂くとモヤモヤの気持ちを専門用語できちんと説明してくださいますので心強いですね。あくまでも冷静にです。

希望としてはもう一度振袖の着付けをして頂くか返金(全額・または一部)になると思います。
返金されても成人式当日の嫌な思い出はそのままですのでお辛いとは思いますが、もうその時を戻すことは出来ないのですから、愚痴を言っても仕方がありません。グッと堪え大人の対応ができると良いですよね(難しいと思いますが)。

もしももう一度着付けをして頂くことになる場合には、同じ着付け師さんにされるのか他の着付け技術の高い方が良いのかをしっかりと伝えておくと良いですね。もともと技術レベルの低い方が着付け直しをされても良い結果は出ません。技術を磨くにはそれなりの練習期間が必要になります。

美容院・呉服店が対応する場合


美病院や呉服店の場合は専属の着付師さんとの関わりがありますから、そのようなクレームは伝えにくいかと思います。でも今後のためにもしっかりと伝えるべきことなのですよね。

もう今後その着付師さんに着付けをお願いすることがないのであれば、あえてそのことを伝え関係を悪くする必要もありませんが、今後も継続予定でしたら、ノークレーム目指しての技術レベルの向上を願う訳ですから言葉選びに気をつけてお伝えしなくてはいけません。辛いですよね・・・。

お客様には返金すれば良いだけのことじゃない?
そのような軽い気持ちをお客様へ向ける方はいらっしゃらないと思いますが、お金ではないのですよね。お金で解決できることではないのですから、まずはしっかりと不都合があった個所をうかがい、対応させて頂けるいくつかの提案の中からお選び頂けるよう準備しておくと良いですね。

返金以外にも次回の着付を無料とさせて頂く、着付けのあと写真撮影までして頂くなどいろんな案が出てくると思います。貸衣装だった場合にはそのレンタル料も負担するなど・・・。

地元でのお着付けがほとんどだと思いますので、この対応が翌年からのお客様のご予約にも影響しかねませんから誠意を持っての対応が必要ですね。


無料の着付け


購入した呉服店で無料(サービス)の着付け!の場合にはいろいろと難しい部分もあるかと思います。
無料なのだから仕方がないと考えるべきなのか、無料だからと言ってもひどすぎない?と思えばクレームとして伝えたい気持ちにもなるでしょうし。

一度問合せしてみると良いですよね。大人の対応で。

前にも書いたと思いますが、長女さんの成人式で購入した呉服店の無料着付けをされたらあまりにも酷かったので次女さんの成人式では美容院へ無料ではない正規のお着付けにしました!というお客様がいらっしゃいました。

大切な成人式(前撮り)は失敗はしたくないですから、お金じゃないのよ!というキモチです。

呉服店によってはとても一生懸命に取り組まれているところもあります。
私も何店か存じ上げておりますがとても一生懸命に着付けに関しても取り組まれています。そのような呉服店もありますので購入する時点でのお店選びも大事ですね。


着付けに不満が出てきましたら、「これってどうなのかしら?」という感じで着付けをして頂いた美容室や呉服店に投げかけてみるときっかけとしては良いかもしれませんね。
クレームはドシドシつたえちゃいましょう!と言っているわけではなく、判断しにくい部分もあるでしょうから確認のため聞いてみるとモヤモヤがスッキリしますしその美容室や呉服店ともいい関係を続けられますよね。
あきらかに着崩れよね!という場合には伝えるべきですが許容範囲なのかそうでないのかの判断は難しいですからまずは聞いてみることです。

お客様にとってこのようなことは言いにいくい部分もあるでしょうから、成人式後に美容室や呉服店よりご連絡されると良いですよね。きっかけを作って差し上げられれば些細なことでも伝えやすくなりますしね。

情報収集することから翌年に役立てられることも見つかりますし。
関係をよくするためにそのようなことをされているところは多いと思います。もしそのようなことをしたことがないというところではハガキでもお電話でも、何かされると今年成人された方繋がりでご紹介もあるでしょうし。お互いに幸せになれますものね。
クレームから絆が深くなる場合もありますし。

検索でこのページに辿り着いてくださった方が着付けをされたところといい関係が続きますことを願っています。


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カテゴリ: 着付け技術