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いえいえ、そんな単純なものではないのですけれどね。
でもその閃き、すごく良さそうで試してみたらバッチリ!これは画期的!
もちろん着付けに関することです♪
考えと方法のまとめにメモメモ中です。
9月に入り、着付師さんのご相談も多くなってきました。
その中の興味深い内容を一つ。着付け用両面テープについてです。
着付師さんは絶対に注意が必要だと思いますので、今までも何度か書いていることですが新しい情報がありますので改めてまとめてみたいと思います。
布用両面テープと着付用両面テープは使用目的が違う
半衿つけに両面テープはとても便利。
着付け初心者さんから着付師さんまで、着付用両面テープは着物を愛する方の強い味方ですね。
着付け用両面テープは着付けで使用するにあたり不都合が起きないように考えられて作られているもの(そのはず)。
それに比べ布用の両面テープは手芸などの流れで仮止めやそのまま止めたまま完成させる流れで使用するものが多いですね。両面テープを貼ったら貼りっぱなし。剥がすことは考えていないということです。
貼って剥がせるタイプでも、どのくらいの時間までならば綺麗にはがせるのかの確認も必要となります。
これに気付かずに、半衿だって布ですもの、布用両面テープでも大丈夫!と考えて使ってしまうと後で大変なことになってしまうかもしれません。
自分で使う分には、万が一糊残りがあってその半衿をダメにしてしまっても「やっちゃった~(汗)」と我慢すれば済むことですが、お客様の持ち物に使用する場合はお詫びしても済まない場合もあります。
半衿をおばちゃまが使われたという年代物をお持ちの方も時々いらっしゃいます。
近年購入されたものでしたら弁償できますが、そのような想いのこもっている大切なものは弁償したくても出来るものではありません。
そういう場合は両面テープを使わなければいいのですけれどね。半衿の生地自体が弱くなっていますので、縫いつけであっても別の注意が必要となりますね。
他の個所に使う場合でもし振袖などに貼り付けるとしたら・・・。
こちらも考えるとゾッとします。
品質が違いますので、使用する際には着付けに適しているかの確認と、まずはご自分の和装品での実験が大事ですね。貼ったその日には剥がすにしても、着物を着ている状態の一日と、着付けボディに着せつけた一日では違いますね。体温によってどう変化するかが分かりませんから。
一日だけではなく、そのまま放置で数日、数週間、数ヶ月・・・という実験をしておくと安心です。
私も過去に実験をした結果、重ね衿と半衿をダメにしてしまいました、
ラメ入りの綺麗なもので気に入っていたのに・・・。
糊残りがあり、剥がそうにも剥がせません。黒く汚くなってしまいました。
と、このような実験をされた着付師さんも多くいらっしゃって、講座などでは「私はこうでした!」と情報を共有してくださいます。
自分の和装品に実験してみた結果、これは使ってはいけないものと分かり着付け専用の両面テープしかお客様には使えません!という方も多いです。
プロ意識の高い着付師さん方です。
着付用両面テープもいろいろ
私が使っているの着付け学院の教材品。
3ヶ月貼ったままでも生地への影響がない優れものです。
最近は、ネットでも着付け用の両面テープが購入できるようになりましたね。
サクッと調べただけでも結構出てきます。
楽天、Amazon、Yahooのショッピングモールでも購入できます。
ただ、購入されるときは充分に注意してくださいね。
ココが本題なのですが、私が使っている着付用両面テープと同じ?かどうかのご質問も頂きます。
答えは「違います」
違いますが、着付け用とされていますので安心できるものだと思いますが、長時間貼ったままにはしないでくださいとの表記がある商品もありましたので、場合によっては糊残りもあるのかしら?と心配になりました。
もし着付師として、着付け時に使用を考えての購入の場合には、まずはご自身で実験してみてください。
必ずご自身で着てみてくださいね。
体温で粘着面がどう変化するのかは知っておかないといけませんから。
夏の気温とこれから秋冬に向けての気温では違いがありますよね。ほとんどの方は気温は低くなってからお召しだと思います。もう少しして着物を着やすい季節がやって来てからでも良いと思いますので、
- 両面テープで半衿をつけて着物を着てみる
- 一日着てから脱ぎ、そのままの状態で毎日確認してみる
- それから一週間後、一ヶ月後・・・と確認してみる
この確認で問題がなかったらお客様に使用してもOK!
安心ですね。
経験上のことをお客様にお話し出来ますものね。
普通の白半衿の時、刺繍半衿の時、金糸銀糸入りの時なども確認してくとさらに安心ですね。
着付け用両面テープを購入されるときには、注意事項をよく読んで納得の上で購入されてくださいね。
レビューなども参考になるかもしれませんね。
あづま姿の着付け用両面テープ

えりとじ~る

私が使用している着付用両面テープはお洗濯にも強かった・・・
私の経験談を。
実は実践講座前に、喪服を用意しておりました時のこと。
お貸しするのは単衣の喪服、では長襦袢はあえて夏物を!と思いまして絽の長襦袢にしました。
お洗濯をし、気持ちよく来て頂く準備をしておりました。
シルックの長襦袢ですので、半衿はつけたままお洗濯です!便利♪
乾きましたので畳んでいる時、半衿のつけ方をちょっと確認して驚きました。
その長襦袢は着た覚えがなかったので、いつ着たのかしら?と考えながら。
でもやっぱり、こちらは着ていないはず。
この長襦袢の存在すら忘れていた私ですので、きっとこの長襦袢に半衿をつけたのは相当前のことになります。
大昔~!
と、いろいろ考えながら半衿を付け変えようかしら?とチェックしましたら、なんと!
着付け用両面テープでつけられていました。
え~~~!!!
お洗濯しちゃったわ!
しかも相当前のもの、両面テープを外していないまま!
3ヶ月はOK!となっていても、3年?いえいえもっともっと前・・・(汗)
恐る恐る着付用両面テープを外してみました。
?
えっ?
糊残りもなく、少し前に貼ったかように綺麗な状態のままスルスル~と剥がれるではないですか!
とてもとても驚きました。
何年も経過しているのに。
お洗濯しちゃったのに。
です。
変色もしていませんでした。
せっかくですので、この状態を見て頂こうと、そのままお持ちしました。
改めて、この着付け用両面テープは素晴らしいものなのだと実感しました。生地に悪影響を与えないのは何よりうれしいこと。
着付け用両面テープを使ったら、その日にして頂くことを確実に伝える
お客様で、両面テープを外し忘れてしまうということは意外と多いのではないかしら?
着付師さんに着付けをお願いした方で、両面テープを使用されたことを知らなかったらそのままで・・・ということがあって不思議ではないことですよね。
仮に着付師がお伝えしたとしても、すっかり忘れてしまって・・・ということもありますね。特別な日の装いですと、気持ちはそちらに向いていますものね。
両面テープの貼りっぱなしにならない様、お客様には着付け用両面テープ(私は3ヶ月貼ったままでも問題ないものを使用)をその日のうちに必ず剥がして頂くことを記憶に留めて頂くよう、繰り返し「何ケ所に使用したのか」をお伝えすべきだと思っています。
着付師がお客様に伝えたとしても、記憶に留まっていなければ伝えていないのと同じです。使用した両面テープをはがして頂くことが大切なのですから。
使用した際にはキチンと理解頂けるようにお伝えし、何らかのトラブルは避けるようにしたいですね。
まずは、その着付用両面テープはお客様に使用しても本当に大丈夫なのかをよく確認し、ご自身で実験をしてから使用されることを強くお勧めいたします。
その日のうちに外したとしても糊残りがあり、落ちなかったら・・・。
考えただけでぞっとしますね。
このようなことをあまり考えずに使用されている着付師さんが身近にいらっしゃるようでしたら、やんわりと・・・、それとな~くお伝えして差し上げるとお客様の為になると思います。
言いにくいかもしれないですが言葉を選んで・・・(汗)
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