エヘヘッ!
美しい袴の着付けの6回目に・・・♪
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5回で終えましたのですが・・・。
書きたくなって・・・。
ということで本日は美しい袴の着付けの6回目です。
後ろ姿の美しい袴は半巾帯の結び方がキレイ
美しい袴姿とは?
そう問われますと、美を追求する着付けをされている方ですときっとスラスラ~とこだわり部分が出てくると思います。
前回の5回目までで私のこだわりをお伝えしていますので、私が追求する美はもう語らなくても大丈夫ですね♪
5回目までに含まれていない半巾帯のことに触れたいと思います。
半巾帯の結び方が美しくないと、袴姿に影響してしまいます。
羽根の微妙な傾き、左右非対称、大きさ、背への付き具合、結び目の安定感などなど。
ひだが裾まで綺麗に揃っている袴の後ろ姿となりますと、ため息が出るほど美を実感します。
真っ直ぐ、袴のひだが乱れずに裾まで揃わせるためには、袴の着付け方ももちろん影響が出ますが、どんなに頑張っても半巾帯が美しい状態でないと無理なのです。
半巾帯の結び方なんて~と多くの方が思うと思います。
着付け初心者時代に教わる帯結びですしね。
だからこそ「簡単な帯結び」と思いますね。
でもでも!
着付けの美を追求される方は、この半巾帯の結び方は意外と難しい帯結びであることを知ると思います。
帯結びでは左右対称の帯結びが一番難しいですよね。振袖の帯結びではふくら雀が良い例ですものね♪お客様からのご依頼で「ふくら雀をお願いします!」と言われたら絶対にイヤ!という着付師さんもいらっしゃると思います。
左右対称の帯結びはすごく難しいですから、左右非対称になるように少しだけでもアレンジを加え見た感じを良くしたくなるものです。ええ、楽に済まそうという逃げのキモチが心の中でザワザワと・・・。
無地感の帯ですとハッキリと左右対称か否か分かりますし、柄が入っている帯やグラデーションがかっている帯ですと柄の配置や色の濃淡から左右対称に出来ているはずなのに左右対称に見えない場合があったり大きな刺繍が邪魔をする為ひだを取りにくかったり・・・。
またお客様の姿勢が左右のどちらかに傾きがあったりしますと、その為に左右対称に見えないこともありますしね。
ホント難しいです。
あっ!話を戻します・・・(汗)
袴での半巾帯は全て袴の中に入ってしまい目にすることはない為、何となく少しくらい・・・というキモチが出てしまいがちですが、微妙な誤魔化しが袴の後ろ姿で分かってしまうとしましたら、はやり綺麗に結ばなくてはいけないと思うようになると思うのですね。
そう思ったら大変!
一生懸命に左右対称の美しい蝶々結びをしなくてはいけません。
結び目が中心に来ない方は要注意
蝶々結びを結び終えました。
と、この時結び目を確認してみます。
蝶々結びの中心と着物の背中心がちゃんと揃っているでしょうか?
関東巻きの方は多くの方が、半巾帯の中心が左にずれやすく、関西巻の方は右にずれやすいと思います。
ドキッとされた方はいらっしゃいますか?
「私のことだわ~(汗)」って。
大丈夫です。私も過去にはそうでした。
私は関東巻きですので、中心が左寄りになってしまっていました。
半巾帯でも結びあげてしまいますと、中心をずらすことが出来ないですよね?
あまりむきになってずらそうとしますと着付けボディーちゃんが悲鳴を上げます(笑)
お客様でしたら、クルクル~と回される感じが身体に伝わってきます。
結びあげてからではずらせないのですね。
簡単にずらせる場合は、帯の締めが甘いので別の意味でキケンですね。
崩れに繋がってしまいます。
中心を確認する習慣を身に着ける
半巾帯に限らず、帯は結んでから結び目を立てますね。
この時、結び目がどこにあるのか?
ココの確認がとても大事です。
この時、中心がずれていましたら直すことが可能です。
仕上がった時点では直せませんが、この時点でしたら自由に変更可能です。
結び目を立てたら結び目の位置を確認します。
たったこれだけのことなのですが、「半巾帯は目を閉じていても結べる」くらい簡単な帯結びだと思って流していると意外と気づかないものです。
振袖の創作帯結びでもどうしても左寄りになってしまう(関東巻きの場合)方は結び目の確認が出来ていないためにそのようになってしまうのですね。
結び目を立てたら、その先の流れをイメージします。手先がどう下りて結ばれていくのかを考えると、その結び目の正しい位置が分かりますので、そこへ移動させればOK!
問題は全て解決です。
あとは羽根の作り、羽根の配置、整えなど、気を抜かずに整えて行きましたら完了です。
半巾帯の結び方を今一度見直してみますと、袴のひだが美しく保たれた後姿に変わっていきます。
私のテキストをご購入頂いている方は、今一度見直してみてくださいませね。
私のこだわり部分が伝わると嬉しいです。
浴衣の蝶々結びのテキストもそのこだわり部分をギュ~っと詰め込んでおります。
袴着付けの時とは結び方は異なりますが、注意すべき部分は一緒です。
見えないところを美しく整えることで表面も美しく整いますし、整えやすくなります。
袴の着付けにお悩みの方は、蝶々結びにもちょっとだけ目を向けてみてくださいね。解決方法が隠れているかもしれませんわ♪

【美しい袴の着付け【完全習得セット】】

【着付師■袴紐が短い時の対処方法 (動画解説)】
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