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【着付師】美しい袴の着付け(4)ウエスト補整は最小限にスリムに♪

頭の中で考え出すといろいろと浮かんでくるものでして・・・♪
4回目となりました(笑)

今日もよろしくお願いいたします

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着付けではお客様の体型が様々ですから、補整には頭を悩ませますね。
こちらの望む補整にすればまだ楽かもしれませんが、お客様のご希望もありますしね。

補整用品の山積みにすれば良い訳でもなく・・・。

過去に、補整には自信のあった方が、着物を脱いだ時、補整がグチャグチャでクレームとなったことがありました。
内側の見えない部分ですが、脱ぐときにはお客様ご本人様やご家族様が目にされますので、「見えないところも美しく」をやはり徹底しておかないといけないと思うのですね。
帯結びも同じですね。と、いつも言っていること繰り返しになりますのでやめておきます(笑)


ウエスト補整は控えめに


衿下補整は、振袖着付けの時と同様に美しく整えないといけないですね。
袴に合わせられるお着物が色無地でも江戸小紋・訪問着でも♪ですね。

ただ衿下も盛り過ぎは注意です。
場合によっては振袖着付よりも控えめの方が良い場合もあるでしょう。
花嫁着付けのように作られ過ぎの衿元は袴ではよろしくないかもです。違和感がありますね。


袴着付けの時のウエスト補整は、振袖と同じように当ててしまいますと、胴回りが大分太くなります。

細身のお嬢様でも、補整はしたがらない方が多いですし、少しぽっちゃり体型の方でしたらさらに嫌がるでしょう。

私が生徒だった頃、袴着付けのお稽古で相モデルになり袴の着付けをし、先生が写真を撮ってくださいました。

せっかくのお写真ですが、私は好きになれない写真です。
理由は、太って見えるから。

その時の補整はどのくらいしたのかは全く覚えてないのですが、「袴って太って見えるのね・・・」と思いました。

そのような感情は誰しも持ってしまうと思うのですね。
私のように背の低い人は特にスラ~っとは見えないですから、余計気にするのかもしれません。

袴は着物と違いフワ~っと身を包みますから横に広がります。
裾線が広がってしまう場合を除いても、やっぱり太って見えやすいと思うのですね。

補整を振袖と同じようにしてしまうと茶筒の体型になりますね、着物を着る前に。


袴着付けの場合は、丈を短く着付けるためおはしょり分(あまり分)がたっぷり出ます。それが全てウエスト周りに当てられるのですから、補整用品を当てなくても自然と補整された体型になってしまいます。

振袖着付で、絞りの着物の時の補整に注意が必要な場合と同じですね。

着物地の確認で絞りのように生地に厚みがある場合は補整の量を確認し、出来るだけスリムに仕上がるように計算することも大事です。

作られた身体の為に太って見えて喜ぶ方はいらっしゃいませんものね。

裾線が広がらずにストーンとひだが下がっていれば横には広がりませんので、やはりここも重要ですね。トータルで出来るだけご本人様の体型が変わらないよう配慮して差し上げますと、きっと喜ばれます。

若い頃の私のキモチを思い出しますと、そのように配慮して頂けたら最高の笑顔で「ありがとうございます!」と着付師さんに伝えると思いますもの。


補整用品の足し算と引き算。
簡単なようで難しいですが、いろんな場合を想定して着付け練習をしておきますと、現場ですぐに判断できますので、ご自分の中では最悪の状況をイメージすることを多くして頑張りましょう~♪




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カテゴリ: 袴の着付け