【着付師】衣紋の抜き過ぎとお袖の関係

今日と後一回でおしまい♪
もうちょっとお付き合いくださいませ(^_-)-☆

今日もよろしくお願いいたします

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今朝は雪。まだ降り続きますね・・・。

家の周りはとっても静かです。
お仕事捗るかも~♪と、集中する為の努力をしています(笑)


衣紋の抜き過ぎで後姿のお袖が美しさに欠ける


繰越しを多めに作られたお着物で、お仕立てに合わせた衣紋の抜き加減でしたら、衣紋の抜き過ぎが着姿に影響するということはありませんが、無理に衣紋を抜いた場合にはお袖にも影響してしまいます。

この写真は前に花魁のことを書いた際の写真です。
お袖の何を伝えたいのかを分かりやすくするために矢印をつけてみました♪

花魁着付け写真:衣紋を抜くことで生じる不都合

花魁着付け写真:衣紋を抜くことで生じる不都合

伝わるでしょうか?
後ろから見た時「八」の字になる感じです。
背中だけでしたら見慣れた後姿ですが、その延長にお袖まで・・・です。

衣紋を抜き過ぎることにより、後ろの袖付けには無理がかかります。
お袖は袖付けの縫い止まりまで胴に巻いた帯により上げられてしまうでしょう?

その為、お袖は引っ張られることになりますので綺麗に垂れません。
袖付けをつままれる感じですね。
撓む(たわむ)と表現すると分かりやすいかしら?

袖付けのところが固定されてしまうため、そこから袖口までずっと引っ張られる感じになってしまうのですね。ですから見た感じがちょっと変でしょう?

分かりますかしら?


振袖で衣紋を抜き過ぎなくても、高すぎるんじゃない?というくらい帯を上の方に巻き、仕上げのひと手間を加えないと同じ事が起こりますね。
無理がかかっているので当然ですね。
ただ写真の花魁着付けのようにここまで衣紋を抜き過ぎることはないでしょうから、写真のようなお袖にはならないと思います。


お仕立てと着付が合っていない場合は、本来美しい着姿になるべきところがそうでなくなるわけですね。

普通のお振袖のお仕立てなのに「花魁着付けでお願いします!」とのご依頼の場合には、いろんなところで不都合が生じることは止むを得ませんので、ご理解頂いたうえでのお着付けとなりますが、一般的なお振袖のお着付けでは、着姿が綺麗になるのは当然のことですので、衣紋を抜き過ぎたことにより不都合がありご指摘いただくようなことになった場合は、何を言いましても言い訳になってしまいますね。


振袖のお袖に影響が出やすい方とそうでない方


このようになりやすいのは、お背の高い方よりも低い方です。
お背の低い方でも、お召しの方に合わせて少し短く袖付けをご指定されていれば影響は少ないかもしれませんが、一般的な寸法の場合は影響が出てしまいますね。

逆にお背のある方で衣紋を抜きすぎますと、一般的な袖付けの寸法でしたら前姿に影響が出やすくなります。衣紋を抜きすぎますと前の袖付けが上がってしまうため、脇に隙間が出やすくなります。お背があるとということですね。身八ッの処理も大事ですが、衣紋を決める際に脇の確認もしておくと安心ですね。

着付け練習の時、着付けボディちゃんの場合は身長を変えることが出来ませんので、帯を巻く位置をう~んと高めにしてみると良いと思います。お背の低い方をイメージしてですね。逆にお背の高い方をイメージする場合には、帯の位置を低めに進めてみると袖付けの影響が分かりやすいと思います。

お教室の相モデルでの練習の時には、モデルさんのようにスタイルの良い方のお相手ばかりですとなかなか気づきにくいと思いますので、いつもとは違う方、時々でもお背の低い方と組まれると気付くチャンスとなります♪


人の動きを考えたお着付けも大事


写真撮影の時は帯揚げや帯締めの飾りも見映え重視になりますが、お出かけをされる時のお着付けでは動いても形が崩れない流れの方が重要となりますよね。それと一緒です♪

腕を下げている時には多少このようになっていてもさほど気にはなりませんので問題ではありませんが、腕を横にした時も同じようになっている場合は要注意ですね。
袖付けのところで脇が引っ張られ過ぎて動きにくくなっているはずです。

着付け後の後姿の確認は帯結びとおはしょりに集中してしまいますが、その日一日のお客様の動きをイメージすることで、動きにくそうな個所があればそこに手を加えるようにするための確認も増えてくると思います。そうしますと、肩が凝ることなく楽なお着付けになるでしょうね♪

普段からお着物を楽しまれる着付師さんは、こういった動きに影響することもよく御存じですから、知識としてお伝えすることが出来るのは強みですね♪


ではこのシリーズは、あと1回です(笑)



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カテゴリ: 着付け技術