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ゴムベルト付きの帯板(前板)の調整♪

他装で帯板の扱いについてお困りの方がいらっしゃいましたので共有したいと思います。

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帯板にはゴムベルト付きタイプと、ゴムベルトのついていないタイプの2種類があります。
ゴムベルトのついていないタイプは振袖の帯結びに使用する後ろ板と同じ感じですね。

一般的な帯板は前板とも呼ばれていますね。
成人式の振袖の準備には帯板(前板)と後ろ板がセットになっています。

後ろ板にはゴムベルトがついていませんが、前板にはついているものとついていないものがあり、どちらでも着姿が変わるということはありませんが、ご自分で着付ける場合には着付けの流れが変わってきます。

初心者さんにはゴムベルト付の方が帯結びの流れがスムーズになりますので、着付教室での教材はゴムベルト付が多いのではないでしょうか?

ゴムベルトがついていない帯板の場合は帯を巻きながら帯板を入れ込みますので、その流れに慣れてしまいますと帯板が帯から顔を出すことがありません。
たとえ帯の巻き方が緩くてもですね(^_-)-☆

ゴムベルト付の帯板の場合は、ゴムベルトの調整によって、また帯の巻き方が緩い場合には帯板が顔を出してしまうこともあります。

条件が重なった時に起きます。

●帯板のゴムベルトがきつすぎる

●帯の巻き方が緩すぎる

この二つの条件が重なった時です。

ゴムベルトはゴムの為、元に戻ろうとする時、体の一番細いところに帯板が落ち着きます。
幅のある帯板の場合は特に上の方に位置してしまいます。

帯の方は緩いわけですから、当然下がりますので帯板が帯の上から「こんにちは!」


帯が上から出てしまう原因として、帯板のゴムベルトがきつ過ぎることも!


他装の場合、お客様の帯板が、お客様の体型に合っていない場合もあります。
帯板のゴムベルトをつけるときつすぎてしまうことです。
お身体に喰い込むとまでは行かないものの、大分窮屈そうに感じることもあります。

このような場合は、一応お客様に確認をさせて頂きます。
少々、ゴムパッチンみたいに、ゴムの感覚を体で感じて頂き、気にならない場合はそのままつけさせて頂くこともありますが、私の判断で、これはつけた状態で帯を結んだら具合が悪くなるかも!?と判断した場合にはゴムベルトのゴム機能は無視して帯結びに入ります。

帯板は、ゴムベルトが重要なのではなく、帯をシワなく美しく整えるための板としてのお役の為、ゴムベルトがなくても何ら問題はないですものね。

きついゴムベルトを無理につけてしまった場合、帯の巻き方が緩いことと補整が足りていないことも重なりますと、上から帯板が見えてしまいますので、ゴムベルト機能は使わずに着付けると安心ですね。

ご自分でお着付けされる場合も同じできついようでしたらゴムベルト機能は無視されるか、思い切ってゴムベルトを切ってしまい、ゴムベルト無しの帯板に変身させてしまう、またはゴムを取り変える方法もありますね。


新しくゴムベルト付の帯板を購入され、どのくらいのフィット感が良いのか判断にお困りでしたら、きつくする必要はありませんので、優しくフィットしている状態がちょうど良いです。

帯を締める際、帯板はたれ側に移動しますので、帯板の位置を確認をしながら勧めるとなおいいですね。
直さない私が言うのもなんですが・・・(笑)






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カテゴリ: 着付け技術