6月の喪服の着付け◎お客様への言葉選び

夏の着物を楽しんでいらっしゃいますか?

今日もよろしくお願いいたします

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年々、時間の流れがとても速くて、気付くとその季節限定の着物を楽しめないまま次の季節へ・・・という悲しい現実。
夏の着物を楽しめるように気合を入れようと思っております(笑)


6月のお着付け依頼では言葉選びに神経を遣います


7月なのに6月のお話しでごめんなさい。

6月にご依頼が入りますと、袷の着物、単衣の着物、夏の着物のどのお着物でのお着付けとなるか分かりません。
喪服の着付けでは、貸衣装の場合、季節に合わせたお着物が準備されていますのでお部屋に入り貸衣装のお箱が目に入ると心なしかホッとします。

お客様ご自身がお持ちになられたお着物の場合、
  • 単衣の喪服をご用意されている方

  • 袷の喪服をご用意されている方

  • 夏の喪服をご用意されている方



と、様々です。

その日のご依頼がお一人様の場合は、言葉選びに慎重になることはあまりないのですが、喪服の方が数名いらっしゃるときは物凄く慎重に言葉を選びます。

単衣の喪服をお召しの方と、その他の袷や夏物の喪服をお持ちになられた方がいらっしゃるときです。

6月の着付けの場合、「今は単衣の着物で良いのよね?」と、着物の衣替えをご存知の方は口にされます。

その時点で、衣替えをきちんと守られていることについてご存知であること、着物の知識があることを強調してその素晴らしさをお伝えしてしまいますと、お次の方の着付けの時袷でしたら・・・、単衣でしたら・・・。

「6月でも上旬は袷でも大丈夫ですので」とお伝えして、何とかその場をしのいだとします。

お次の方が夏の着物をお持ちの場合・・・。

「気温が上がっている現代では、6月でも夏物をお召しになっても大丈夫です」とお伝えしたら・・・。


その場その時で、そのお客様のされることが全て「正解です!」ということになります。

でもその場にいらっしゃらない他の方はどう思うでしょう?

私の時は6月だから単衣ですって言ってたのに、袷も、単衣でも、夏物でも良いってどういうこと?
きっとそう思われることでしょう。

何だか調子の良い着付師さんとの印象を持たれるでしょうね。
何が本当なのか?と。


全てうそではなく、いろんな考え方があって、どれも間違いではないのですが、これらの言葉だけでなく、もう少し言葉を付け加えないと誤解を招いてしまうこともあります。

着物だけでなく、黒共帯も加わると更に難しくなってきます。
両面帯の場合は助かりますが、そうでない黒共帯をお持ちの方もいらっしゃいますので。


その日にお着付けさせて頂く全て方のお着物一式を、着付前に確認することが出来れば予めどのような対応をすべきかイメージできますね。

いつもそう願いたいのですが、お着付開始時にお客様のお着物を確認させて頂くことがほとんどの為、複数名いらっしゃる場合には、先程書きましたようなことが起きうる可能性大となります。


今と昔では気温が違う為、早めの衣替えでも・・・

館内でお過ごしの為、冷房が効いていますので袷でも・・・

いろいろな言葉で「お持ちになられたお着物で問題ありません」と繋げることはできます。

その伝える言葉が今お着付けをさせて頂いている方だけに聞こえれば問題ないように思えますが、喪服をお召しの方はご親族様ですから後から皆様での会話で「私は着付師さんにこう言われたわよ~」との会話が想像できます。

ひとによってそれぞれ言うことが違うとなりますと何が本当の言葉なのか分からなくなります。

混乱を招くことにもなりますので、今お着付けをさせて頂いている方の肩をもつような言葉ばかりを選択してしまうことのないようにしなくてはなりません。

とても難しいですね。


これはお嫁さん、お姑さんとの関わりがよろしくない時のお着付けも同じように言葉選びにはとても神経を遣いつつのお着付けとなります。

着付師さんって、時に人生相談を受けながらのお着付けの流れになることもありますね。

今お着付をさせて頂いている方の味方になり、後からのお着付けの時もその方の味方になり・・・とならないよう、中立の立場を保ちつつ・・・。

黒共帯(夏)


話がそれましたが、6月のお着付けでは、お一人様のお着付けと複数名様の時では、私が発する言葉で後からトラブルにならないように慎重に言葉を選んだ会話となっています。

一度発してしまった言葉は消すことが出来ないですから・・・。


単衣の季節が終わると、何となくホッとする小春でした。






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カテゴリ: 喪服の着付け