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呉服店の店員さんに嫌われる小春(4)・・・(汗)

数回続きましたが、今日はまとめです(*^^*)

今日もよろしくお願いいたします

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仮絵羽(かりえば)だからこそ・・・


振り返ってみますと、初めに振袖を広げて見せ頂けるようお願いすればよかったのかしら?と反省をしています。
それほど広い場所ではありませんでしたが、畳のスペースもあったのですから・・・。

振袖は仕立て上がったらこんな感じになるんですよ~と、雰囲気が分かるように仮絵羽(かりえば)状態になっています。
衽(おくみ)、前身頃、脇、後ろ中心と模様が続きますので、その模様の流れが分かるように仮に仕立てた状態なのですから、広げれば全体が一見してわかるため、見ごたえがあります。

仮絵羽になっていることで、試しに着てみることが簡単に出来ます。
ベテランさんですと、この仮絵羽になっている振袖などを一瞬で広げることが出来ます。初めて見た時は「お~~~っ!」と感動しました。
展示会等で、慣れていらっしゃる呉服問屋さんが、手際よく広げている光景が懐かしく思い出されます。
見たことのある方も多くいらっしゃると思います。

一枚広げ、そしてその上に次の振袖を広げ・・・と次々にご覧頂く。
広げて全体をご覧頂いた中から、お客様が関心を持たれた振袖を数枚セレクト。

実際に袖を通して頂き、お気に召して頂いたら雰囲気をイメージしやすくするために帯を合わせて・・・。

呉服店全体の連携も抜群!素晴らしいものです。
お客様がお気に召した振袖からお好みの雰囲気がつかめると、帯や小物などコーディネートを周りにいる他のスタッフが自然と動きます。

タイミングを見計らって、お客様にイメージして頂く為に色合わせ(色遊び)をしながら、いくつかのパターンをご提案しお好み、お似合いのコーディネートを見つけて行きます。

お客様にとってもお店側にとっても楽しい時間ですね。
私はこの時の雰囲気がとても好きでした♪

段取りがあって、この一連の流れがスムーズに運びますと、お客様は良いお買い物ができた!とお喜びになりますし、お店はお買い求めいただけたこと、お喜び頂く流れとなったことに満足します。

お客様にとっては、
*売りつけられた!
*買わされた!

ではなく、

お店側にとっては、
売りつけた!
押し付けた!

ではない為、お互いに気持ちが良いのです♪

無理なものを合わせられたり、あまりよろしくないものを「良いですよね~」などと言われても「そんなセールストークには騙されないわ!」となりますが、押し売り感がなく「お店の人も一緒に(真剣にお客様のことを想って)素敵なコーディネートを考えてくれている」ことが分かると信頼感が生まれますね♪


絵羽物の振袖をたたむ時間


今回のお店、振袖を広げることを惜しんだのだとしたら、もっとお客様の立場での販売の流れを考えるべきだと思うのです。仮絵羽になっている着物は広げるのも畳むのも簡単ですもの。狭いスペースでも場所を取らないように広げられますし、畳むのだってあっという間に畳めてしまいます。

私でも15~20秒くらいあれば展示会に並んでいる状態に畳めます。問屋さんや呉服店の方でしたらもっと短い時間で畳めると思います。

そんなに簡単にできることはやはり惜しまないでほしいわ・・・と思います。

お洋服だって試着の前には広げてじっくり見ますものね。
高額の和服なのですから、やっぱり・・・と思ってしまいます。



私が反省すべきこと


今回、振袖ご購入のMさんに最善の方法はなかったのかと思い悩むところです。

生徒さんより着物や帯など「欲しの♪」「見てみたいの♪」というお気持ちを伝えて頂くこともあります。
そのような時には私がお勧めできる呉服店や展示会等にお誘いすることはあります。または生徒さんがご利用の呉服店に一緒に足を運ぶこともあります。

(昨日は生徒さんと一緒に三越(日本橋本店)へ行ってきまして、素敵な出合いがありました♪日を改めてその様子を書きますね!)


私のお教室では、押し付け販売は一切行っていません。
着付教室の初めに必要となる着付け小物はお持ちのもので始め、足りない小物や、後から欲しくなったものは私の方で準備させて頂くこともありますが、あくまでも生徒さんからのご要望があった場合です。

私が生徒だったころ「先生が熱心に勧める姿」が好きではなく(少々押しつけになった雰囲気が苦手で)、「私が先生になったら、お教室での販売はしない!したくない!」と思っていましたので。

押し付けられると反発したくなる性格でして(その反面良さそうと思ったら止められても使ってみたくなる性格)。

ですから、展示会へのお誘いも生徒さんの関心がない時はご案内することは一切ありません。

今回のことは、生徒さんではありません。
「お見立て」ということで参りました。

私の立ち位置が微妙なため、またMさんが望んでいることが明確でしたので、出過ぎても・・・と。
苦しい心境となってしまいました。

今回のような呉服店の対応は滅多にないと思いますけれど・・・。


もしも・・・

  • 最初に、こだわりを持っている着付師であることを伝えていれば・・・

  • 変な気を遣わず、着物姿で行っていれば・・・

  • 以前呉服業界にいたことを伝えていれば・・・

  • 寸法へのこだわりがあることをしっかりと伝えていれば・・・

  • Mさんにその日に購入するのか、良いものがあったら購入するのかの確認をしていれば・・・


と、反省点がいくつも出てきます。

「あなたにちゃんとした着付けが出来るの?」

「素人さんは口出しはしないでください!」

と思われてしまったことが、そもそもいけなかったのですね。
そう思われないように、こだわりのコーディネートで少しでも「お~~~!」と思って頂ける(一目置いて頂ける?)着付師として行っていれば私への対応が違ったのかもしれません。

悔やまれますね・・・。
自分自身の選択に誤りがあったと思うと残念でなりません(涙)


今回のことを反省し、次回につなげたいと思います。
そして、Mさんには袋帯や帯まわり、着付け小物のご購入には、私の中で後悔しないように精一杯頑張って良いものをセレクトさせて頂こうと思います。


昨日の三越の呉服売り場での店員さんの対応には感動でした。
今回のことがあったばかりでしたので、やっぱり比較してしまう私がいました。

素晴らしい対応はじっくりと書きますね。
お待ち頂けたら嬉しいです(*^^*)

4日に渡りお付あくださってありがとうございました。

facebookの方で励ましなどのコメントをくださいました皆様、ありがとうございました。とても嬉しかったです





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