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今日の日中の日差しはとても暑く感じました。
移動に焦っていたから余計かもしれません(^^)
お着付けに伺い、肌着のチェックをしていて、綿製品の肌襦袢を見つけ「こちらにしましょう」といくつかお持ちの方の場合、こちらで選ばせて頂きます。
化繊のものより、綿のものを選択します。
特に今の時期は汗ばみますし、お肌が痒くなることもありますし。
綿があって良かったわ!と思うのも束の間。
あらら・・・。
半衿を付けられるタイプの肌襦袢(半襦袢)。
ガッカリ。
さて、では違う肌襦袢を・・・と探しましても、肌襦袢と言えるものはこの半襦袢しかない時ってありませんか?
嘘つきでお召し時に使用の半襦袢ですが・・・
肌襦袢の細衿が細くはなく、半衿を付けられるようになっている半襦袢は、長襦袢の着用を省くために使われますね。
▼私が今年購入した半襦袢

▼クレープ地の肌襦袢

着物好きな方は、夏や今くらいの時期の暑さ対策に便利に使います。
でも普段着物をお召しにならない方は、肌襦袢を買いたかったのに間違えて半襦袢を買ってしまうことが割とあります。
そのような時、どうしましょう。
いくつかの方法がありますね。
皆様はどのようにされていますでしょうか?
半襦袢に半衿をつけて、嘘つきで着用
ひとつめの方法としまして、長襦袢についている半衿を半襦袢に付け直して「嘘つき」としてお召し頂く方法
この場合、半衿の取り外し、半衿つけに時間を要してしまうため、着付時間に時間的な余裕があれば可能ですね。
その際、裾よけの確認も忘れずにしておかなければなりませんね。
お召しになる気ものが夏物や、単衣ですと透けも気になりますものね。
半襦袢は無視!肌着の着用なしでのお着付け
お時間もなく・・・という場合は、肌襦袢として使うことが困難な半襦袢をお召し頂かずにお着付けするのが一番手っ取り早いかと思います。
その際、肌着となるような綿素材で繰りのあるものを着用して頂くようにすると気持ちよくお着物をお召し頂けますね。
もしも可能なら・・・
偶然にも、長襦袢には広衿の衿芯&半衿がついているようでしたら、数か所の留めを外させて頂き、その間に半襦袢のお衿を入れ込んでしまい・・・という手もあります(*^^*)
このような場合は、衿とじの為お針仕事となってしまうと思いますので、出針を嫌われる方の場合はNGとなります。
着付け用両面テープを使うことで、出針を好まれない方にも対応できますので、一応、伺いまして縫わずにsetting!ということもできます。
冬になりますと、着物の下に、いえ肌襦袢の下にあったか素材の肌着をお召しになる方も多くいらっしゃいますので、袷の季節でしたら、ここまで時間と手間をかける必要はありませんね。
肌襦袢(半襦袢)なしでのお着付けの流れにすることがやはり楽ですね。
夏や今くらいの季節ですと、汗をかくことで肌へ不快感が増しますので、先ほど書きましたように、長襦袢のにちょっと工夫して綿素材の半襦袢を肌襦袢のように使用することで快適にお過ごし頂けます。
和装の肌着は肌触りがよく、洋装の肌着とは生地質が違いますので、季節によってお肌への負担も充分考えたいと思います。
ちょっと変わった着物用肌着
肌襦袢と半襦袢の間くらいの衿幅の化繊。
本当に着物用肌着として販売されていたものかは不明。
繰越もほとんどなく。頑張って衣紋を決めても収まりが悪く、コンニチハ!と出てきてしまいます。
お客様の体型に合わせてのものではなく…という、ちょっと頭を抱えたくなる状態。
さて、どうしましょう?
というのが今日のお着付け(弔事)でした。
衿幅を半分に折り、着付け用両面テープを使って覗かれても気付きにくいように長襦袢に止めさせて頂きました。
お召し頂かないと分からないこともありますものね・・・。
今日のお客様は、お袖の丈も違っておりましたので、整えさせて頂き動きましても長襦袢が出てくる心配がないように致しました。
お客様よりもお背の低いお母様の喪服のため、おはしょりも普通に着付けたのでは出ません。
腰紐の時点でのチェック、そして決める位置により、普通のおはしょり丈を普通に出すことができましたが、お着付けの時、レンタルセットですとこの様な不安材料となることは何もありませんので、お手持ちのお着物とレンタルの時では対処方法が違うこと、またこれは現場に行かないと分からないこともあるためどのような時も冷静に対処できる頭の回転が必要と改めて思いました。
回転が鈍くなっていると感じるお年頃。
まだまだダメよね。回転良くして行かなくちゃ!
と自分に言い聞かせました(*^^*)




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