喪服の着付け(5)喪服の家紋と貼り紋の活用

今日も続きまして喪服の内容をお送りいたします。

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家紋はご存知ですか?
お着物を作るとき、家紋を聞かれることもありますね。

着物には家紋を入れて仕立てる着物がいくつかあります。
喪服もそのひとつです。

ですから家紋が入っていないと、喪服は家紋なしになってしまうため、この状態でお召しの方は居ません。
必ず何かしらの紋が入っています。


家紋を入れる為の石持


喪服には家紋を入れる為の白い丸があります。
喪服の反物を見たことのある方は「あ~、あれね!」と思いだすかもしれません。

これを「石持(こくもち)」と言い、購入された方の家紋を入れるため染めていませんので色い丸の状態です。
喪服が仕立てあがってくると、ちゃんと紋が入っていますでしょう?


喪服の紋は「描紋」


紋は描紋(かきもん)で、ひとつずつ紋を手で描いてくださる専門の紋屋さんに出されます。

遠い昔、紋屋さんを見学させて頂く機会がりましたが、とても緊張したのを覚えています。細い筆で一線ごとに全神経を集中させて・・・。
息を止めて見ていました。
物音を立ててはいけない、邪魔になってはいけない・・・って。

ひとつひとつの紋を、心を込めて描いてくださいます。

機会がありましたら紋が入っている着物をじっくりと見てみてくださいね。
紋入れ職人さんの想いが届くと思います。

石持の状態は反物の時に見られます。




紋が入ると、私達の見慣れている紋付の着物となります。


喪服を作るときに家紋が分からない場合


これから喪服をご用意される方で、家紋が分からない方も多いと思います。

何で調べるの?と不安になりますね。

でもご安心くださいね。
お墓には必ず家紋がありますでしょう?
お墓参りされるときに、家紋を確認できますね。


呉服店で喪服を購入されるときには、紋典(もんてん)を見せて頂けます。
家紋が沢山載った本です。




紋典は結構楽しいですよ、見ていて♪
私の母方の実家は「丸に九曜(まるにくよう)星」という家紋ですが、丸の太さの違いがあったりしますし、ひとつの家紋名で数ページにわたって微妙に違う家紋が載っていたりして、家紋って奥が深くいのね~と、初めて見た時感動しました。

紋を確認するときは、丸があるかないかは必ず確認しておきましょう。
また、丸がある場合はその丸の太さもわかればなお良いですね。

家紋を大まかにしか覚えていない状態で紋典を見ますと、全く分からなくなります。
種類が多すぎますので。
初めにキチンと家紋を確認してからの方が良いと思います。


紋典は呉服屋さんには必ずありますから、展示会などで足を運んだ時にどのようなものなのかを見せて頂いてくださいね。快く貸してくださると思います。



レンタル喪服の時は家紋を確認


レンタルの場合、特殊な家紋はお借りすることはできないかもしれませんが、念のため家紋を伝えてみましょう。
場合によっては別途料金で貼り紋を用意してくださいます。

貼り紋(はりもん)ってご存知ですか?

家紋は、お仕立ての時に紋を入れて・・・とお伝えしましたね。
レンタルの場合は、紋が違うものになってしまうこともありますので、親族の集まりの場では、自分ひとりだけ家紋が違うのはちょっと気が引けますね。

嫌味のひとつでも言われたら気分が悪くもなります。

急な葬儀の場合、紋を着物に貼って・・・ということが出来るのです。
その場しのぎになりますが、

・無礼なことをせずに済む
・恥をかかずに済む
・紋のところが汚れていたが隠すことが出来た

など、時には非常に重宝にされています。

紋の種類が多いのも利用する側としては大変ありがたいことです。
ただし特殊な家紋の場合、見つけることが出来ないかもしれないです。




嫁ぐときには実家の紋を入れて・・・ですね。
葬儀は嫁いですぐということは少ないと思います。

ですから何年も、何十年も着ないままで。

齢を重ると出会える人の数よりも別れ行く人の数が増えて来ます。
喪服を着る回数が急に増えてしまって…という方が多いですね。

嫁いで間もなければ、ご実家の紋でも誰も何も言わないでしょう。
「ちゃんとご実家で喪服を持たせてくれなのね。」と。

しかしある程度の年齢を過ぎますと、
「いつまで実家の紋を入れてるの?」と。

着物に携わっている方ですと、紋の入れ替えをされることも自然に出来ますが、そうでないと紋の入れ替えが出来るということもご存じないことが普通です。

葬儀は待ってくれませんものね。

このような時にも、有難い貼り紋の存在があります。


家紋は変わることはありません。
いざという時に慌てないためにもひとつご準備しておくと安心かもしれませんね。

喪服の場合、紋は5つ入りますので、入数も確認しましょう。
また女紋と男紋は大きさが違います。

分からない場合は、実際に着物を出してきて測ってみましょうね。
間違いがありません。


では明日もまた喪服のお話になります。

喪服の着付け(1)レンタル喪服の準備

喪服の着付け(2)お誂え喪服の準備*喪服(着物)

喪服の着付け(3)お誂え喪服の準備*黒共帯(喪服用帯)

喪服の着付け(4)お誂え喪服の準備*帯揚げ・帯締め

■喪服の着付け(5)喪服の家紋と貼り紋の活用

喪服の着付け(6)お誂え喪服の準備*長襦袢

喪服の着付け(7)お誂え喪服の準備*着付け小物




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浴衣の着付けと帯結び

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カテゴリ: 喪服の着付け