技術だけ優れた着付けは求められないのね・・・と。

喪服の着付けに伺った際にお客様から頂いたお言葉です。

今日もよろしくお願いいたします


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着付けは技術が優れていても、心地よい着付の流れになるような配慮がなければお客様にご満足いただけることはありませんね。

講師養成講座では私が徹底的にこだわっている配慮の部分もお伝えしていますが、お客様より頂きましたお言葉に胸が熱くなりました。


このお言葉を頂いたときの流れをお伝えしますね。

ご主人様をなくされて傷心状態の喪主様。
心身ともにとてもお辛そうでした。
私自身も涙しながらのお着付けとなりました。

どうしても両親のことを想い出してしまいます。
父が亡くなって、約一ヶ月後に母もなくなって・・・。
睡眠もあまりとられていない状態でしたり、食事をとることもできないほどの方の場合、母の亡くなる前を想い出し、喪主様のお身体がとても心配になります。
喪主様のお顔を見るのがとてもつらいお着付けの時もあります。

着付けの間、ご主人様との想い出話をしてくださったり、50の手習いで着付けを習おうかしら…などとお話をされたり。

着付けの話になりますと、当然

「着物を着られるようになるのにどのくらいかかりますか?」

「着付けの仕事をするには何年くらいで出来るようになりますか?」

「お免状は必要ですか?」

などのご質問を頂きました。

その時、喪主様がふと「着付けの仕事って着物を着付けられるだけじゃダメね。人の心をよくわかっていないと出来ないわね。大変な仕事ね。」と仰いました。そして「貴女に感謝しています。」とも。
有難いお言葉を頂き、更に涙が…。


着付けの仕事に限らず、相手の心を理解することの出来る人、状況判断のできる人は「仕事のできる人」ではないかと思います。

自己を見つめて、周囲のことも考え、何を今すべきなのかを瞬時に判断できる心、その時、第一にお相手のことを考え最善を尽くそうとする温かい心。

着付けは美しい仕上がりにすればお客様にお喜び頂けます。
でも流れ作業のように事務的に済ませられると、弔事の着付け時には特に嫌がられます(悲しい想いを与えてしまいますね)。


着付けは終始、細心の注意が必要です。
出来る限りの心配りが必要です。
心づかいのある話法が必要です。


苦労や悲しみを多く経験した人は、心の痛みや悲しみがとてもよく解ります。だから人に優しくなれと言いますね。
そのような経験をされた方は、確かにご自身の経験から心の痛みを分かることも多いでしょう。
でも経験だけではなく、人との関わりを大切にされている方は、自分の立場と、悲しみの中に置かれている方の痛み苦しみを理解できると思います。

着物に携わる方は特に、人生の節目に関わるお仕事となる機会も多くありますので、技術の向上はもちろんですが、着付中の所作動作、周囲への配慮など、着付技術以外でも大事な部分があると心に留めてお着付をさせて頂くよう常に思っています。


どんな時でも、求められるお着付、お喜び頂けるお着付をさせて頂きたいですね。



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