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帯板の扱い●帯板が帯から出てしまう場合

帯の締め加減って、慣れない頃は難しいですね。

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先日のお教室でも同じことがあり、ご質問も頂きましたので対処方法を書いてみたいと思います。

帯板(または帯)が下がるため、帯板が見えて落ち着かない


着付け終わりすぐの場合もありますが、少し時間が経つと帯板が「こんにちは!」と顔を出してくること経験されている方は多いと思います。

帯板は帯の中に納まって見えることはありません。
少しでも出てきてしまうと着付けが変、上手ではないと分かってしまいますね。

お出かけ先で帯板が下がってきますと、必死で中の方へ入れ込んで・・・。
帯が下がって帯板が上の方に出てしまう場合も焦りますね。

着付けにちょっとでも気になる個所があると、それだけでお出かけしていてもなんだか落ち着かない・・・となるものです。
意外と、自分で気にし過ぎているだけであって、周囲の方にしてみれば「全然大丈夫よ♪」ということもありますけれどね。

納得いかない着付けとなりますと、気持ちが悪いですものね。


帯の巻き方により帯板が下がる、出てきてしまう


帯の巻き方はとても大事で、しっかり締めれば大丈夫!という訳でもありません。
帯は胴に2回巻きますが、ひと巻き目の方が重要です。

帯質にもよりますが、滑りにくい帯ほどひと巻き目が大事なのです。
ひと巻き目が緩く、ふた巻き目にしっかり締めようとしても、滑りにくい帯はなかなか締まってくれません。

それでもしっかり締めた気持ちになりますので、帯結びはそのまま続けてしまいますね。

その結果、帯締めを締める段階になって、胴に巻いた帯にシワが寄って「このシワは一体どこから出てきたの?」となります。

帯締めの締めが甘いと、この時に出てきてしまうシワに気付くことがない場合もありますね。緩い為シワが出来ないということです。

そうなりますと、お出かけ先で帯板が「こんにちは!」と顔を出してくることになります。


滑る帯板の為、下がる、出てきてしまう


帯板にもいろいろなタイプがありますね。
帯結び方法により、滑りやすい帯板を使用されている方もいらっしゃると思います。一般的な帯板よりも更に出やすくなりますので、帯の巻き方充分気を付ける必要があります。

またこのタイプの帯板の場合、緩すぎないようにつけることも大事ですね。
身体にフィットしていれば、極端に下がる心配はないタイプですので(^_-)-☆


巻く時に既にでている場合


鏡を見ながら着付けをしていても、帯板の長さがあるタイプですと左右のわきの方まで確認をしないことは良くありますね。
そうしますと、前中心は帯板は見えないのに、左右のどちらかが下がって「こんにちは!」となっていることがあります。

また、帯をしっかり締めますと帯板が多少動くこともあります。
初めに決めたところより帯を締める流れに移動しますので、その時に出てしまうこともあります。


前上がりに仕上げている場合


帯は前は下がりめ後ろは上がっている巻き方で締めますと、前では帯の下線がしっかりと締まります。前帯の下線がしっかりと締まっていれば帯板が出るスペースがありません。

帯の下線が締まらず、上線が締まっていると帯板が出やすくなりますね。そして上線が締まっていると、ご本人も見た目にも苦しく感じてしまいます。

帯の下線が締まらないのは初心者さんに多いと思います。
練習の回数を重ね、上達しますので、下線が締まるように意識した練習を重ねるとコツがわかります。頑張ってくださいませ~♪


流すだけの練習はNG


お稽古の回数を重ねるだけではなかなか上達しませんね。
どうすれば綺麗に着つけられるのか、無駄なことをしていないか、流れはスムーズか、他にいい方法はないのかなど、模索しながら練習しますと上達は早いです。

一回目と二回目、同じことをしていては進歩がないですね。
頭を働かせながら、身体には感覚で覚え込ませるために自分の中で自問自答を繰り返していきます。
そのうちに「これだわ~!」とピーンとくる瞬間を迎えられます♪


帯の締め方もいろいろな方法があります。
ただ力いっぱい締めても意味がありません。

帯板が出てきてしまう、下がってしまうという方は、どうすれば緩まずしっかりと締められ、なおかつ苦しく感じない流れを作れるかを研究してみてくださいね。

帯の締まり具合がちょうど良いと気持ちが良いですものね(^_-)-☆








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カテゴリ: 着付け技術